オージーザス!!ありがとう神よ!!
こんにちは。こどもてんちょーです。
M-1グランプリ2017は大盛り上がりでしたね!
新たなスターの誕生に、笑いの大会なのに私は涙涙。。。
とろサーモン、ほんっっっとうによかった。。。(/_<。)
さて、新ルールも導入されたM-1グランプリ2017の結果を振り返っていきたいと思います!
新ルール導入!その名も「笑神籤(えみくじ)」
「笑神籤(えみくじ)」とは、ネタを披露する順番を、生放送中に一組ずつ決めていくというもの。
一組のネタが終わる度に、次のネタ披露コンビを決めていくという芸人泣かせの鬼畜仕様です。
今までの大会では、当日までに抽選会で順番が決定。
自分たちが何番目にどのコンビの後にやるのかが事前にわかっているので、ネタ選びを工夫したり、ギリギリまでネタ合わせをして覚悟を決める時間がありました。
しかし、今回はそれができない。
いつくるやも知れない自分たちの出番を、トイレも行けない状況で、ましてや通しのネタ合わせなどできるわけもなく、今か今かと待たなければならないのです。
過去にこれほどまでに芸人たちを苦しめるルールがあったでしょうか。。。笑
とろサーモン村田さんが「食中毒かいうくらい全員が嘔吐いてた」と言うほどに過酷な現場だったようです。
でもでも!!
観客側からすれば、「いつ誰が出てくるかわからない」という、一種のライブ感のようなものがあって、ハラハラしながらとても楽しめました。
こんな過酷な環境の中で、笑いのレベルを一切落とさず爆笑を取りまくった出場者たちには、手が腫れあがるくらいの拍手を送りたい。
順位と点数は??
ファーストステージの結果はこちら!
ファーストステージでは、
1位 和牛
2位 ミキ
3位 とろサーモン
という順位でした。
事前の視聴者予測では、和牛・ミキ・かまいたち・スーパーマラドーナの人気が高く、その予想を裏切ってとろサーモンがファイナルステージに進出しました!
下馬評を覆して上がってくるあたり、ドラマを感じます。
ファイナルステージの結果はこちら!
見事、とろサーモン優勝ーーー!!!!
見事下馬評を打ち破って、芸歴15年目のラストイヤーで悲願の日本一の漫才師の称号を手にしました。
ファーストステージ3位通過での優勝は史上初の快挙です。
ちょうど同時期に公開した映画「火花」と、とろサーモンを重ねてしまうのは私だけでしょうか。
ほんとに長く売れなくて、もうM-1に出たくないと言いながら歯を食いしばってきた2人がやっと報われました。
ドラマ版の「火花」に売れない芸人役で出演していたとろサーモン村田さんは、MCの今田耕司さんに「テレビ版「火花」では売れない漫才師役。売れたいわーっていうセリフありましたけど」と聞かれ、目を潤ませながら「売れてない芸人が言った本気のセリフだったんです」とコメントしました。
もうこれが全てですよね。
ずっと辛酸を舐め続けて、売れたいという思い一心で続けてきたコンビがタイトルを取れて本当によかった。
ここから芸人版シンデレラストーリーをぜひ見せてほしい。
出場者の順位を細かくチェック!
さてさて、ここからはM-1グランプリ2017に出場した芸人たちをさらに細かく振返っていきます。
10位:マヂカルラブリー
審査員の上沼恵美子さんに「頑張ってるのはわかるけど、好みではない」「よう決勝残ったなと思って」と、がっつりコキ下されてしまいました。
ネットでも言い過ぎとの声が上がりましたが、これって普段の上沼さんからすれば「愛のあるシゴキ」でしょ。
関西ローカルの「快傑えみちゃんねる」じゃあ、もっと辛辣ですからね笑
むしろ、おいしいですよね。
本人たちも、「上沼さんのやり取りがなかったら、ただの最下位。記事になる最下位になれた」と感謝しているようですし。
来年が楽しみです!!
9位:カミナリ
2017年に大ブレークした、茨城県出身の幼馴染コンビ。
前回大会のどつき漫才をさらに進化させた内容でしたが、審査員の大吉先生曰く「正直、出来が良くなかった」。
ある種スリムクラブにも似た、彼ら独特のボケとツッコミの間が決勝では早かったとのこと。
ほんの少し間が詰まるだけで、ウケ方に影響が出るなんてどれだけお笑いは奥が深いんだ。。。
来年はぜひ、グレープカンパニー(事務所)はサンドウィッチマンだけじゃないってところを見せてください!
8位:ゆにばーす
圧倒的不利とされるトップバッターで高得点を叩き出した今大会唯一の男女コンビ。
男女コンビって「男女コンビにしかできないネタをやらなきゃいけない」っていう不文律があるような気がしていて、他人と違うことに価値がある芸能界じゃ当たり前っちゃ当たり前のことなんだけど、その不文律に苦しめられている男女コンビは多いような気がします。
そんな中、ゆにばーすはその不文律をしっかり守って、「男女が同じ部屋に宿泊させられる」という男女コンビでしか作りえないネタで爆笑と取った訳ですから、初出場かつトップバッターとして高いハードルを悠々超える姿には感動しました。
博多大吉の評価はこちらから!▼▼
7位:さや香
M-1グランプリ決勝初出場の若手イケメンコンビです。
コンビ揃ってイケメンって意外とめずらしくって、ロンドンブーツ1号2号かオリエンタルラジオくらいなもんじゃないですか?(異論は認める)
関西中心で活躍している芸人さんでいえば、シャンプーハットやライセンスもダブルイケメンかも。
それだけで特異性はあるけど、「ブス」「ハゲ」「デブ」っていうわかりやすい見た目ボケが使えないのはネタを考える上では結構足枷。
それをよくあるシンプルな「歌のお兄さんネタ」に、イケメンをこれでもかってくらい崩す顔芸をプラスして、独自のネタに昇華させてるんだから末恐ろしい若手ですよね。
6位:ジャルジャル
松本人志さんから今大会最高得点(95点)をもらったコンビ。
ファーストステージでの敗退が決まった直後、TVではあまり感情を表に出さない福徳さんが号泣していたのが印象的でした。。
ただM-1では、今後のオファーのことを考えると、ネタだけじゃなく敗退時のコメントも大事。
そんなことは誰しもがわかっていて、後藤さんも悔しいながらも「いやー、審査員の方全員こしょばしたら点数上がりません?」とボケて場を和ませている中、福徳さんは「お前ようボケられるな今」と涙ながらにコメントしていました。
M-1ラストイヤーではないにしろ、今年で「めちゃイケ」と「ジャルやるっ!」というTV露出の源だったレギュラー番組が終わり、まさに背水の陣の中で生まれた「ジャルジャル史上最高のネタ」が6位。
そりゃ悔しいよね。そりゃもう、立ってられないくらいの衝撃のはず。
ネタの角度やオリジナリティはどのコンビよりも秀でてると思うので、「一般ウケしない」なんて言葉に敗けずに、来年もジャルジャルらしいネタがみたいです。
同率4位:スーパーマラドーナ
敗者復活から勝ち上がってきたコンビ。
前回大会で3位となりここから人気爆発か!?と思った矢先に、ノンスタイル井上さんのひき逃げ事件の同乗者だったことで、M-1後にたくさん入っていた仕事を降板することとなってしまいました。
不運の実力者が今大会にかける意気込みは並々ならぬ想いだった思いますが、惜しくも4位。。。
今大会はレベルが高すぎましたね。
それにツッコミの武智さんが「1番自信のあるネタは敗者復活で出してしもた」と言っていて、やはり他の決勝進出者よりも1回分多くネタを見せなきゃいけないのは大きなビハインドのようです。
来年はスーパーマラドーナにとってM-1ラストイヤー!!
今年のようなドラマをぜひ見せてほしいです!
同率4位:かまいたち
同年のキングオブコントに優勝して、前評判も和牛と並んでトップクラスの期待値だったコンビ。
審査員の小朝師匠は「ここに出て来る人達は勝てるネタを用意してくるじゃないですか。でも実際には勝ち切るネタが必要なんですよ。(かまいたちは)勝ち切るネタではなかったな。」と酷評。
きびしーーーー!!
額に卍(まんじ)が書いてある大男は勝ち切れるネタじゃあなかったのか。。。
じゃあ勝ち切れるネタって何なんだ。
漫才師って本当に難しい職業だなぁ。
3位:ミキ
中川家以来の兄弟コンビでの優勝を狙うミキ。
結成10年目以上のコンビが大勢いる中で、結成5年目のコンビがファイナル進出したのにはしびれましたね。
ファイナル進出が決定した時に亜生さん(弟)は、優勝したんかってくらい喜んでましたし、それくらいに今大会は層が厚かったってことだと思います。
ファイナルで披露した「スターウォーズからの歌ネタ」は、ネタ番組が好きな人は既視感満載のおなじみネタ。
観客側も「あぁ、このネタか」と思ってしまって大爆笑に繋がらなかったように感じます。
もっともっとネタのストックが増えてくれば、きっとさらに大きな結果が得られるコンビですよね。
M-1後の打ち上げで千鳥の2人も「お前らはいつか優勝する」と褒めていて、実力は折り紙付き。
今後のミキに期待大です!!
準優勝:和牛
またしても2位。。。
ネタも最高に面白いし、華もある。
まさに「日本一の漫才師」にふさわしいコンビなんですが、いつも後一歩で優勝を逃してしまいますね。
ボケの水田さんが「なんで負けたか、わかんないすもん」と言うのも分かる気がして。
というのも、和牛はファイナルステージまで全て違うネタを披露し、持てる力全てをこのM-1にぶつけた様な恰好。
そしてその全てがウケていて、ファーストステージでは堂々の1位。
関西ではすでにアイドル的人気で、前評判でも圧倒的1番人気。
それでも届かない。日本一への道は本当に険しい。
和牛には後何が足りないのか。
次大会でその答えを見せてほしいです!
優勝:とろサーモン
苦節15年。リアル火花な2人がついにやりました。
数多いる漫才師にやり尽くされた旅館ネタも、この2人がやるとここまでブラックな仕上がりになるんですね笑
なぜここまで面白いのに今まで決勝に残れなかったのか。
それはとろサーモンのネタ(こう言うとお寿司みたい)が、ボケの久保田さんのその日の調子によって左右されるから。
斜に構えた態度から繰り出される予想も付かないボケですが、台本通りにネタを進めなかったり、噛んだり、変な間を入れてしまったりと要所でミスが多いみたいです。
でも今大会では、その久保田さんの自由なミスを村田さんがバレないように隠すようなツッコミをすることでカバーできていてすごく完成度が高かった。
審査員の大吉先生が「お互いカバーし合っている本当に良いコンビ」と評価していて、一時期本当に仲が悪かったことを思うともう涙が止まりませんね。
まとめ
毎年言っているような気がしますけど、本当に今回もレベルが高かったですよね。
マジカルラブリーで少し「???」となりましたが(笑)、終始腹を抱えて笑っていた気がします。
とろサーモンのどん底からの這い上がり劇や、ミキの鮮烈なメジャーデビュー、マジカルラブリーの公開説教などなど見どころ満載の大会でした。
次回はどんなドラマが見れるのか、今から楽しみです!