こんにちは。
yamariです( ˘ω˘ )
ドイツの人気観光スポットといえば、何を思い浮かべますか?
シンデレラ城のモデルとなった「ノイシュバンシュタイン城」でしょうか。
それとも、世界最大級の大きさを誇る「ケルン大聖堂」?
歴史を感じられる「ベルリンの壁」も人気の観光スポットになっていますね!
数々の歴史的建造物や、美しい自然に囲まれた観光名所の多いドイツですが、
私が最もオススメしたいのは…
「シュタイフミュージアム」です!!
シュタイフとは、世界で初めてテディベアを作ったドイツの最高級ぬいぐるみブランド。
そんなシュタイフの世界を存分に体感できる博物館が、ドイツのギーンゲンという町にあります。
「ぬいぐるみの博物館だなんて、子ども向けでしょ…」
と思ったそこのあなた。
侮ることなかれ!
とはいえ、私も実際に訪れるまでは、正直そんな風に思っていました。
しかし、昨年ドイツ旅行の際にこの「シュタイフミュージアム」を訪れ、その旅で1.2を争う思い出深いスポットとなったのです。
「シュタイフミュージアム」はまさに子どもから大人まで楽しめる“五感を全て刺激する”博物館なのです。
今回はその見どころをたっぷりお伝えしたいと思います٩( ‘ω’ )و
「シュタイフミュージアム」があるドイツ・ギーンゲンってどんな町?
1847年、シュタイフの創業者であるマルガレーテ・シュタイフは、ドイツ南部の小さな町ギーンゲンで生まれました。
彼女は1才半のとき骨髄性小児麻痺を患い、両足と右手が不自由に。
生涯、車椅子と過ごすことになります。
1861年頃から洋裁学校に通いはじめ、そこで手芸の才能を開花させます。
当初は姉と洋裁店を営んでいましたが、小さなゾウのぬいぐるみ(針刺し)を作ったことがきっかけで、彼女のぬいぐるみはたちまち評判に。
1902年、マルガレーテ・シュタイフの甥・リチャード・シュタイフが、腕と脚を動かせる毛足の長いモヘアで作られたクマのぬいぐるみを設計します。
これが、世界で最初のテディベアなのです。
前置きが長くなりましたが、そんなマルガレーテ・シュタイフが過ごしたギーンゲンは、どんな町なのでしょうか。
こちらがギーンゲンの様子です。
人通りが少なく、静かなこじんまりした町という印象。
観光地という雰囲気は全くなく、三角屋根がかわいい古い民家が立ち並んでいました。
私は観光ツアーのバスでこの町へやってきたのですが、バスを降りるとこんな足跡が…。
クマの足跡!
前日から降り続いた雪で道路状況も悪かったのですが、きちんとこの足跡だけは見えるように雪かきが行われていました。
これを辿って歩いていくと…
「シュタイフミュージアム」に到着です。
リアルなテディベアと、ゾウのオブジェがお出迎え。笑
「シュタイフミュージアム」はシュタイフ社創業125周年を記念して、2005年シュタイフ本社横に建てられました。
では、早速中に入っていきましょう。
「シュタイフミュージアム」の館内へ◎なんと日本語のアナウンスが聞ける?!
2005年に建てられたばかりということで、館内はとても綺麗な印象。
まず目に入ったのは、こちら。
シュタイフの動物たちがクリスマスの準備でもしているのでしょうか(´ω`)
シュタイフのことなんてろくに知らなかった私ですが、入り口すぐのこの展示で一気に心奪われました。
早速受付を済ませると、大きな荷物は預けることができたので、コートなどは置いていくことにしました。
(これはツアーだったので、特別に預かってくれたのかもしれません。)
入場券とパンフレットを受け取りました。
これまたかわいい。
しかも、このパンフレット中身が日本語なんです!
ちょっとだけ日本語の表現が「ん?」っていうところもあって面白いですが、日本語だとどういう展示があって、何を伝えたいのかということが分かるので嬉しいですよね。
「シュタイフミュージアム」は、ただ歩いて展示品を見るのではなく、ちょっとしたアトラクション形式になっています。
しばらく待っていると、係りのお姉さんに数名の日本人グループが呼ばれ、扉の奥へと入ります。
これが最初のアトラクションです。
そこは創業者であるマルガレーテ・シュタイフの部屋を表した場所で、彼女の生涯をまるで本人が語っているようなストーリー仕立てで紹介してくれます。
なんと、その内容を説明しているアナウンスが日本語なんです!
「シュタイフミュージアム」は、ドイツ語、英語、日本語に対応しており、受付で日本人であることを伝えると、日本語のツアーに参加させてくれます。
英語だとちんぷんかんぷんで、集中力も途切れがちですが、日本語なのでしっかりとその説明に耳を傾けることができます。
ちなみにこのマルガレーテ・シュタイフの生涯を語るアトラクションも、ただアナウンスを聞くだけではなく、部屋にあるミシンやノートが突然動き出したり、テディベアが動き出したりとサプライズがいっぱい。
その度に私たち観光客からは、「わ〜!」という歓声が上がりました。
みんなきっとここで「これはただの博物館じゃないな!」と思ったことでしょう。
さあ、さらに見どころをお伝えしていきますよ!
「シュタイフミュージアム」の見どころ①〜クノッフとテディベアを探す旅〜
マルガレーテ・シュタイフの生涯の後は、「クノッフ」というテディベアと、女の子のお友達「フリーダ」と一緒に世界中にいるテディベアを探す旅に出かけます。
いくつもの部屋を移動して、クノッフたちと一緒に海の中や北極などをさまよいます。
海の中では魚が泳いだり、北極ではシロクマなどの動物が鳴き声をあげて動き出したりなど、これまた楽しい仕掛けがいっぱい!
大人の私でも、「うわ〜!すごーい!」とあっちを向いたりこっちを向いたり、きょろきょろしてしまいました。
長い冒険を経て、ついに世界各国で楽しく過ごしているテディベアたちに巡り会うことができます。
アメリカ、イギリス、中国…
そしてもちろん日本にも、楽しく暮らすテディベアがいましたよ。
これはどこの国か忘れてしまいましたが、愛犬Marronに似ていたので思わずパシャリ。笑
クノッフとフリーダの会話ももちろん日本語です。
大人も子どもも楽しめるサプライズがいっぱいで、まるでテディベアの世界に本当に飛び込んだような不思議な体験ができますよ!
「シュタイフミュージアム」の見どころ②〜歩いて通れる動物園〜
クノッフたちとの大冒険が終わると、次は実物大のさまざまな動物が集まっているシュタイフ動物園へやってきます。
大きな大きなゾウやライオンなど、実物はちょっぴり怖い動物たちも、シュタイフの世界ではみんな優しいお友達。
しかも、こちらの動物たちは、ただ見るだけでなく、なんと実際にまたがったり乗ったりできるんです。
私もゾウに乗って写真を撮ったり、自分の倍くらいの大きさのクマに抱きついたりして、たくさん写真を撮影しました。
お子さんも大興奮間違いなしです。
そして、こんなものまで!
すごいインパクト!!笑
こちらは長さ15m、重量800kg、直径80cmの世界最大の巨大ヘビです。
大迫力ですよね!
これ、ただのヘビの展示ではないんですよ?
なんとヘビの体を通って、口から出てくる滑り台になっているんです!!
私も見つけた瞬間、大興奮してもちろん滑りました。笑
思いの外、スピードが出て面白かったです。
(滑り終わった後、階段を登ってもう一度滑ったくらい楽しかった。笑)
シュタイフ動物園は、ただ展示を見るだけでなく、実際に触ったり、乗ったり、滑ったりと、体で目いっぱい感じることができるので、さらに思い出に残ります。
「シュタイフミュージアム」の見どころ③〜世界最大のシュタイフ専門店〜
上記以外にも、とても興味深い展示物がたくさんある「シュタイフミュージアム」ですが、それらを満喫した後は、ぜひシュタイフ専門店に立ち寄ってほしいです。
こちらには、ぬいぐるみからベビー用品まで数え切れないほどのシュタイフグッズが販売されています。
どれもこれも子どものために考え抜かれた上質な素材で、愛くるしいデザインのものばかり。
代表的なヒット商品から、ここでしか購入できない限定商品まで、ありとあらゆるグッズが販売されています。
ちなみに、私が購入したのはこちら。
※注意!
真ん中のトートバッグは2018年日本で発売されたシュタイフのムック本の付録です。
レビューブログはこちら↓↓
ぬいぐるみとピンクのブランケットを自分用に購入しました。
どちらもセールになっており、日本で購入するよりかなりお得。
こちらは、友人の赤ちゃんにプレゼントするために購入したベビー服です。
お値段は定価24.95ユーロが、セールで19.95ユーロに!
日本円で約2,600円くらいでしょうか。
日本のシュタイフのお店でベビー服を購入しようと思うと、5,000円〜するものがほとんどなので、これはかなりお得ですよね。
これらは、「シュタイフミュージアム」内にある専門店で購入したのですが、博物館から外へ出てすぐのところに、なんとアウトレットもあります。
店内には、規格外などの商品が専門店よりもさらにお安く販売されています。
素人目には、「一体このぬいぐるみがなぜアウトレットなの?」と思うようなものばかり!
お得にシュタイフグッズをゲットしたい方は、ぜひアウトレットにも立ち寄ってみてください。
ちなみに…
ドイツは日本のようにお渡し用の袋をつけるという文化はないため、袋を余分にもらおうとしても断られました。
シュタイフのクマが描かれたショップバッグがとってもかわいかったので、何枚もほしくなるのですが、基本的には購入品を1つの袋にまとめて渡されます。
文化の違いだから、仕方ないですね!
「シュタイフミュージアム」の見どころ(おまけ)〜ビストロ・クノフ〜
なんとミュージアムの中には、レストランも!
かわいいクマとお猿さんのシェフが迎えてくれます。
このレストランは4月〜10月の間営業しています。
私が訪れたのは12月だったので、残念ながら営業期間外。無念!
しかし、美味しいドイツ料理や香ばしいコーヒーなどをいただけて、さらに嬉しい日本語メニューが置いてあるとのことなので、今回おまけとして紹介しました!
「シュタイフミュージアム」をたっぷり楽しんだ後は、レストランで一息ついてみるのも良いのではないでしょうか。
まとめ
さて、今回はドイツ・ギーンゲンにある「シュタイフミュージアム 」をご紹介しました。
「シュタイフミュージアム 」は、ただテディベアの歴史を知るだけでなく、実際にテディベアの不思議な世界に入り込んで、その歴史や魅力を“感じる”ことのできる博物館です。
お子さんはもちろんのこと、私のような大人でも夢と感動を体験できる場所。
ドイツ旅行の際は、ぜひ訪れてみてくださいね!
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